AKG沼にはまった

コロナ禍の中、ヘッドホン沼にはまった。AKGほぼ限定だが。過去にはK324PイヤホンでAKG沼に足を踏み入れていたが、当時はそれ以上前に進めなかったし、近年も中華製のKZイヤホンあたりに浮気していた部分はある(KZは今後が楽しみである)。

そして今になって中古のヘッドホンを買い漁り、時には修理したりケーブル自作したり(半田ごてなんかうん年ぶりに触ったぞ)。Amazon music unlimitedがハイレゾ対応したと聞いてDACを買ったりもした。まだ道半ばではあるが、一年の締めくくりに何をどうしたかの一端を紹介することにした。

……誰の何の役にも立たないpostだけど。

K182

https://proaudiosales.hibino.co.jp/akg/4125.html

ミニxlr3pin、50mmドライバー、密閉型

耳元で鳴るエッジが立った音。密閉型のため重低音も良く出ている。DJ向けというのが頷ける。K181を聞いてみたくなるが、なんとなく182の中高音あたりを強化してあるんじゃないか、と思う。ハイエンド機ではないし、数も出ていないので予備パーツの入手難易度が高かったが、互換イヤーパッドをアリエクから探して購入し、交換したりした。

ヘッドバンド強めでプラスチッキーだったため、頭の小さそうな知り合いに譲渡。

K371-BT

https://proaudiosales.hibino.co.jp/akg/4641.html

50mmドライバー。新品を購入したのでカスタマイズは特にしていない。カバー掛けたぐらい。

デグレ版にK361という姉妹機があり、こちらもK361-BTという無線(BT5.0)/有線両用機体がある。K371との違いは振動板がチタンではないこととヘッドホンの出力端子がミニ3.5mmピンジャックなこと。

当機に先立って市場に出たK371/K361という有線オンリーの機体も存在し、メカは同じ物と推察される。無線(BT5.0)/有線両用。出力端子はミニxlr4pinという割と新時代(?)の規格。余談ではあるが、4pinオスのK371にミニxlr3pinのケーブルを(端子形状を確認の上)突っ込んで聞いてみると、ものの見事に低音成分が抜け落ちていた。1pin増えたのはウーハーの出力か?

音圧、音域ともに全領域フラット。なぜかBT使用時も同じような音が出ている印象を受ける。AACでは帯域全然足りてないはずなのだが? さりげないAKGマジックだろうか。

ヘッドバンドは強く押しつけて来ないが確実にホールドされる。イヤーパッドは楕円形で、AKGには珍しい形のせいか部品供給があまり良くない。高級機でもなくカジュアル向けでもない(K2xxが手頃すぎるんじゃないか説)。そういう色々中途半端なところがあまり売れていない、と推察される。残念ながら後継機は出なさそう。

Y400

https://jp.akg.com/Y400+WIRELESS.html

オンイヤー、36mmドライバー、BT5.0/ミニミニ2.5ジャック。これも新品でありカスタマイズはなし。

YシリーズはAKGの中ではカジュアル向けに分類される。ノイズキャンセリングが流行る前の機械。アンビエントオクルージョンモードとやらがあるが、雑音カットにはならない(低減はしてくれる)。ドライバーが小さいこととか、イヤーパッドがオンイヤーであるため、密閉型に比べると音圧などは弱く感じる。垂れ流しには透明感があり、いい感じなのだが、聞きこむものではない印象。Y500では改善されているのだろうか。

K550

https://proaudiosales.hibino.co.jp/akg/4280.html

10年前に発売されたモデルだが、K553と改称されて今でも売られている。K550→K550mk2→K550mk3→K553→K553mk2という流れだったと思う。550無印はケーブル交換出来ないがそれ以降のモデルはケーブル交換可能(専門用語でリケーブルと言うそうな)。

今年はK550mk3を購入してからK550無印を購入した。どちらもイヤーパッドを交換してヘッドパッドを張り直した。ヘッドパッドもイヤーパッドもアリエクから購入。

密閉型で、出力端子はミニxlr3pin。デフォルトのケーブルの音質はイマイチ良くないのでリケーブル必須であろう。中古でよたってた個体の可能性は捨てきれないが… 現在はモガミに交換済、これでリケーブルの良さに目覚め、ケーブルを自作した。このあたりも書きたいが長くなるので割愛。

密閉型なので重低音も十分で、音質、音場ともに申し分ない。ある意味上位機種であるK702シリーズより出来が良いかもしれない。ヘッドバンドは強めだが、広いのでそこまで気になるほどの側圧はない。

無印の方は先輩に譲渡。

K712 PRO

https://proaudiosales.hibino.co.jp/akg/4635.html

開放型、53mmドライバー、ミニxlr3pin。

K701→Q701→K702→K712というモデル変遷を行って今でも売られている。それぞれに音質の差が付いており、K702では低音成分が足りないと言われていたが、K712で最終形になった(と言われている)。中高音の自然な感じの音がウリで、金管楽器や女声コーラスの美しさはとても良い。音場の広さも良いが臨場感を出すには出力が割と必要になり、パワー不足のアンプで聴くのはお勧めしない。とはいえ、昨今のポータブル機なら問題なく捻り出せる程度だ。とにかく聞き疲れしない品の良い音が鳴っている印象。あとヘッドバンドがすごく優しい。付けてることが感じられないほど。ベロア調のイヤーパッドも感じがいい。

終わりに

今はK371を通勤に(断線して修理中)、音楽はK712、卓とかゲームはK550mk3と使い分けている。

この5種類を使ってみて思うのは、いずれも限られた資源の中で絶妙なバランスを作ってある製品だということ。ヘッドホンで音楽を聴く、ということに対する丁寧なこだわりが感じ取れる。いや、どこの会社の製品もそうだろうとは思うんだけど、AKG的な音をキープしながらこれだけ多様なラインナップを出すのは凄いと思う。しかもそれぞれのキャラクターがちょっとずつ異なっていて面白い。

他のAKGのヘッドホンとしてはK240/K271/K275なんかが有名どころで、他にも手が出ないぐらい超高級機のK812,K872なんかがあるわけだが、沼としてはまあ一段落かな、というところである。手頃な値段のK612 PROなんかもいじってみたい気がするが、手元資本と相談というところだなあ。K2xxに関してはいじりやすい出物があったら… まあ、耳は二つしかないのでそこまで手は伸ばさないだろう。たぶん。

これは完全に蛇足だが、正価で買うならK371/K361有線バージョン、もうちょっとお金出せるならK553mk3をお勧めする。paveuさんお勧めのK240/K271もある(これは試聴しただけなのでコメントを差し控える)。

なお無線がいいならAKGはお勧めしない。S○NYやbea○s買えばいいと思う。

おしまい

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